その後。。
彼の母が倒れて一週間たとうとしている。
先週の金曜日に彼の母が自宅で具合を悪くしているのをたまたま、次男が発見。
すぐに近くのクリニックへ。
その日は一ヶ月ぶりくらいに私が早く帰宅できた日だった。
彼と久しぶりに外食しようと考えていたのに…
病院へ駆けつけたらぐったりとして、まっすぐ歩けなくなっていた彼の母。
彼に気づくと抱きつき甘えてた。
めまいと吐き気と脱水
点滴と血液検査をお願いして付き添っていた。
三男夫婦も駆けつけてきた。
三男夫婦に翌日今後の看病について家族会議を提案した。
三男嫁「あー家の修理があるので。。」
私「では夜なら大丈夫ですよね?」
三男嫁「。。わかりました」
土曜日の午前中に、私が彼の母を病院に連れていき点滴をしてもらい、血液検査の結果をもらった。
夜は長男、次男、三男、私で話し合い。
1.お母さんは認知があるため体調が戻ったら認知症に関して受診する。
2.内服と食事の世話に誰が来る。
1は次男がしてくれる事になった。
2は、夜は彼が(私同伴で連れていく)世話をする。
朝、昼は連絡を取り合い行けるものがいく。
(今回は勤務の都合上、私が動けるためほぼ私。)
。。。週末からほとんどお世話は私。
認知のお母さんは人の気持ちもわからないのか
ご飯を食べさせて、家事をしている私に…
彼母
「なんでこうなってもうたんかな?しっかりしないとみんなに迷惑がかかる。」
「お迎えが来たんかな?」
「長男は働きに行ってるんか?もうあの子には落ち着いて欲しいわぁ」
私の中で何かが弾けた言葉
「一人になるとはこんなにもダメになるの?長男が家を出てからガタッと悪くなった。それしか考えられん」
「長男に早く好い人ができて家庭をもって子供を作って欲しいわぁ」
「あの子は一人になりたいからマンションにいるけど、私はさびしいわぁ。。」
先日彼と一緒に彼母に話したんですよ。
私と一緒にマンションで生活している事を。。。
彼母はそれを忘れているし、私を彼の知り合いで彼に彼女が居ないから、彼の出来ない身の回りの世話をしてくれる人だと思っているみたい。。。
私の存在はなんなんだろう。。。
涙が出てくる。。
彼に私との将来を聞くと「わからない。」と答える。
きっとこの言葉には母親の気持ちを知っているから出てくるのだろう。
若ければ勢いでいけるけど…
後日彼が、一緒にならないわけでもないと本音を聞かせてくれたりもした。
こっそりと次男に上記の一部を話た。
そして今後世話をしていく気力がなく場合によっては、別れることになるかもと。。。
次男は私の気持ちを理解してくれた。
そして、こんな言葉をくれた。
「うまく伝えられないけど…兄貴はいつも大切なものを失ってから気づくんです。りんさんでなければ兄貴を支えることは出来ないと僕は思っています。もうしばらく気づくまで待ってあげてほしい。」
少しだけ勇気がもらえた気がする。
彼が昨夜寝る前に突然私に言った。
彼「いつもおかんの飯ありがとう。感謝してもしきれない。それに毎日お弁当と水筒ありがとう。助かってる。」
私「助かるとは?」
彼「コンビニとかでは寂しいんだ。他の人はコンビニ飯の人もいるけど、やっぱり弁当と水筒の飯は旨いしありがたい。」
彼は彼なりに私にお礼を言ってくれた。
お礼よりも「好きだよ」をください。
ちなみに、家族会議のあった昼間(彼母が倒れた翌日)ですが…
彼は仕事。←私が休ませずに行かせた
次男は子供の運動会。
私は彼の実家で看病。
三男夫婦…
コストコですってー!
ふざけるなー!
夜の会議の際に三男が手土産にしたパン。
まさにコストコのあのパン。
彼に以前食べさせたから彼もすぐに気づいて私を見た。
彼「お!コストコのパンやないか。これうまいよな。」←決して本心ではない…
三男「うん!コストコ。皆で食べて」←笑顔
翌日の昼前に三男夫婦が見舞いに。
三男嫁「お母さんをいつまで家においておくんですか!大きい病院連れていかなくていいんですか!」
私「まだ動くとめまいと吐き気がひどくてね。。今日は日曜日ですし、週明けぐらいにとは思いますが。。」
三男嫁「早く連れていったほうが!」
私「では、三男さん連れていってもらえますか?」
三男「あっ、はい!いつですか?」
三男嫁「一週間前に言わないと休みはとれません!」
私「では、休みとってください。それまでに急激に悪くなれば連れていきます」
彼は終始無言。
三男嫁が何か言いたげだったから…
私「そうそう、昨日はパンありがとう。お母さんのおやつにしましたよ。コストコ凄い人でしょー?」
三男「うん!」←笑顔
三男嫁下を向く。
三男の休みは来週以降になった。
三男嫁はいつお世話に来てくれるのかな?