LIFE.LOVE...

愛してると囁いて

ホテル

地元に戻ってきた私達。



車はゆっくりと待ち合わせをした場所に近づく。



このままバイバイするのかな?



それともホテルかな?



無言のまま彼の運転に身を任せた。



次の交差点を曲がれば、待ち合わせの場所に帰る。





彼はまっすぐ進んだ!




そして、ホテル近くのコンビニで飲み物を買ってくれた。



彼は手慣れた感じで部屋を選び私を誘ってくれた。



部屋に入ってから彼はノンアルのビールを2本おしゃべりと共に飲み干していた。






そして、ゆっくりとベットに寝転んでいた私の横に来て腕枕をしてくれた。

向日葵

彼と約束した朝。



ドキドキとワクワクに私は久々に本気メイクをした。



普段はノーメイクで過ごしています。



約束の時間より少し早くついたけど、彼はすでに待っていた。



「おはよー」



これが二人の初めての言葉だった。



彼はサングラスをかけて、ちょいワル系な出で立ち。



声は私の好きな低めの渋い感じ。



第一印象は見た目より真面目なギャップがいい感じ。




目的地までのドライブ、彼のトークでとても楽しく感じた。



家族の話、音楽の話…



彼は引き出しをいっぱい持っていた。



彼が案内してくれたのは、小さな向日葵達がいっぱい咲いていた所だった。



家族連れやカップルなど賑やかな向日葵畑。



きっと傍目から見れば私たちもその一部だろう。



まさか、不倫だとは思っていないでしょう。



帰り道も彼との話がつきる事がなく地元まで戻ってきた。





時刻は夕方の4時だった…

エモノ

彼女の存在を知って数日後、彼に会う約束をしてみた。



彼女とは結婚も考えているそうだ。



なのに逢いたくなった。



私「どこにいく?」



彼「前に向日葵と海が見たいと言ってたからそこにしよう!」



知り合った頃の事を覚えてくれていた。




彼女がいる人になんで興味をもったのかな?



淋しいからかな?



今度は彼に逢いに行こう。。



きっと楽しいに違いないと確信していた。