LIFE.LOVE...

愛してると囁いて

彼女

再開してから数日たったある日彼から



「明日は連絡できない」



と言われた。



その日別の地域で花火大会がある日だった。



やっぱり彼女いるよね…



口にはできなかった。



「わかったよ」と明るく答えた。





その時から彼を狙っていたのかな…



他人の物を手に入れたくなる嫌な女いませんか?







後日彼に花火大会に行っていたことを聞いた。



「誰と行ったの?」



「彼女と彼女の娘と彼氏の4人だよ」



あえて「彼女いたの?」とは聞かず

「私と逢うと彼女に悪くない?」と聞いてみた。




「彼女とは離れてるし、あまり逢わないから。」




「私は穴埋めですか?」




「そうでもないよ。」





彼にとって私はセフレ。




私にとって彼はセフレ。





出会い系なんてそんなもの。

もう一度

彼にLINEをしてしばらくすると返信があった。




「今度は本当に逢ってくれますか?」




「もちろんです。もう一度チャンスをくれますか?」



「いいですよ。」




彼は過ぎたことだからと言ってくれた。



また彼とのLINEが再開した。



嬉しい気持ちだったけど、この気持ちに黒い闇に包まれていく事となる出来事があった。

ごめんなさい

翌日は一日中気分が沈んでいた。


仕事も効率が悪くなかなか進まない。


夕食の支度をしていつもの日常。


罪悪感と後悔だけが心に残る。


ゲームをしている主人に


「本屋に行ってくる」と告げ外にでる。


本屋の駐車場で彼とのLINEを何度も読み返してみる。


いつも、楽しい内容を書いて誠実な性格が見えてる文章。


出会い系は初めてではない。


いつもドライに付き合ってきた。


だけど今回はなぜか彼に逢いたくなった。



自然と指が動き自分の気持ちを書いていく。


「ごめんなさい。もう一度チャンスをください。迷惑ならばメッセージを削除してください。」







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