LIFE.LOVE...

愛してると囁いて

花火大会前日

いよいよ花火大会の前日。


いつものLINEでのやり取り。


明日のドキドキとワクワクが二人をほんの少し緊張させていた。


「今日連絡来なかったらどうしようかと思ってた。」と彼のメッセージになんだか笑みがこぼれた。


出会い系で逢う時ドキドキしませんか?


写メや会話で仲良くなっていても。。


当日来ないなんて事もあるかも。。


期待と不安が交差するとき。。


いつもより短めに彼とのLINEが終わり、私は翌日の服を選んでいた。





その時、隣の部屋では主人が腹痛と微熱で寝ていた。

LINE。。

彼とのLINEはその日の出来事など他愛ない話。


その中に垣間見れる彼の私生活。


毎日ビールを呑んでいる。


夕食はキムチや冷奴。


そして、ヘビースモーカー。


主人と正反対な人間。


その時のイメージは、やさぐれてる人。


お互い写メを交換していなかった。


出会い系だとすぐに写メを要求してくる男性がほとんどだけど…


彼は要求しなかった。その代わり文章でヘアスタイルなどを教えてくれた。


こんなところが彼に好印象をだいたのかもしれない。


毎日のLINEの中で彼から地元の花火大会に誘われた。


不意に誘われて思わず「待ってました」なんて返事をしていた。


彼は観覧席のチケットをすぐに手配してくれて、花火大会の日まで彼はすごく楽しみだと言ってくれた。


私も彼と初めて会う日が花火というイベントでワクワクしていた。


彼の提案で、ランチから一緒に過ごしたいと言われ当日は11時に待ち合わせの約束になった。

出会い

彼と知り合ったのは、出会い系サイト。


登録して2日程で彼からのアプローチ。


真面目な印象を受けるメッセージになんとなく指が動いてしまった。


すぐにLINEで連絡希望してきた彼。


(手馴れてるなぁ…)


初めてのLINEで軽くお互いの話をした中で私は嘘をつきました。


結婚している事を隠し、年齢を偽り…


同じ地域に住んでいるため身バレを防ぐため。


彼は名前も年齢も偽らず話してくれた。


私より一つ歳上でバツイチの彼。子供はいない。


音楽が好きで話好き…


気づけば3時間もLINEでやり取りしていた。


さりげなく週末のスケジュールを確認する彼。


逢う気のない私は仕事と嘘をつく。


その時はただ話し相手が欲しかっただけ…